道ばた猫ものがたり 佐竹茉莉子
佐竹茉莉子さんの書く文章のやさしさが好きです。
本があると知って、買ってみました。
哀しい話が多かった。
サイトでの各エピソードよりも短めなのも惜しい。
深く追求する前に終わってしまう感じがあって。その後どうなったのかもやもやする。
ブログでの逸話はどれもたいていハピエンというか、ヒトの優しさを前面に出している。そこがいいのだけれど、この本は現実が載っていた。
いちばん困惑したのが、救えなかった命たちのこと。
哀しい最期も多く、しんどかった。
窓辺まで来ていた血だらけのチャトラの写真は、載せる必要があったのだろうか。
胸が苦しい。
今は 読み返したくない。