ペットロスは無期限

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犬や猫、愛しんだものがなくなったあと、ペットロスにおちいることは多い。

大事な相手だから仕方がない。

どうでもいい路傍の石ほどに無関心な相手なら、なにも思わないのだから。

 

先だって、こんなエントリーを見かけた。

直後、自分もこんなふうにもがき苦しんでいたのを思い出したのだ。

どうしたらいいかと模索していたが、結果から言うと、

喪失感は無期限のように思える

解決策という綺麗な着地点はない

 

お前らってペットロスからどうやって立ち直ったの? : 〓 ねこメモ 〓
No Image…引用元:お前らってペットロスからどうやって立ち直ったの?http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1459044820/時間薬しかない…

 

 

 

この質問へのコメントでの回答が、みんな実体験をもって、かつ優しいのだった。

時を尽くして、そしてやっぱり乗り越えられないのだな、と共感もする。

 

自分も直後は、この質問者のように、出口を探していた。

 

あるとき、慰めの言葉として、こんなふうに言われたことがある。

「あなたの全開の愛を抱いて、神様のもとに届けられたんですね、なんて幸せな猫さんでしょう」

しかし、不遜なことに、わたしはまったく同意できなかった。

神様になど届けたくないのだ、わたしの大事なものを引きちぎられるように奪っていったのだ

ただ返してくれれば、すべてはうまく元通りになるのだから、わたしに返してほしい、とそれだけ考えていた。

 

ただ苦しく泣き悶え、いっそすべてを忘れてしまいたかった。

苦痛ごと胸からえぐり取ってくれれば、と思ったこともあるが、5年経った今、それは間違いだったと思う。

いまもときおり急激に思い出し、こんなエントリーを書いてるときなど滂沱の涙なのに、

まだ一ミリも忘れていないのだ、ということに安堵する。

 

ペットロスは無期限

最初のころのように毎晩涙が止まらないという日々から、たまにおそろしいほどの喪失感を思い出すという頻度に変わるけれど、胸に空いた穴はずっとそのまま。

その穴ごと歩いていくしかないのだとやっとわかったのが、この5年という月日。

 

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5年のあいだ変わらないのは、眠るとき、ベッドサイドにハンドタオルを用意することだ。

最初のころ、涙があふれるのをぬぐうのにティッシュではことたりずに始まったことだが、もう大丈夫、ということがない。

いまも思いがけず、ふいに明け方などに思い出してどわっと涙が出ることがあり、ああやっぱりハンドタオルあってよかった、と思うことがある。

 

とはいえ、

すべて忘れてしまいたいと願ったことを叶えてくれなかった”神様”には感謝している。

一片たりとも忘れずにいて良かった。

 

もう わたしの胸の中にある、可愛い猫の思い出を奪うことなど”神様”でさえ出来ないのだ、と哄笑して言える。

もう 誰にも 奪われない。わたしだけのもだ。

最高にハンサムで賢く可愛い猫が。思い出の中だけだけれども。

 

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