東野圭吾作品ベスト3 (別称:オレが守るぜ三部作)
フランスのおじいさんっておしゃれだなあ、と思った。テレビで見たのだけど、スキンヘッドのしわしわお顔で、黒ずくめ。赤いマフラーが差し色で洒落男!
背が高いからか黒ずくめも地味ではない。
photo by Neil. Moralee
そうそう、日本で黒ばかり着る人といえば、東野圭吾さん。
この方の作品には共通して、おれが守らねば誰がやる、という感じの男が出てきたりするのだった。
東野作品で初めて読んだのが「魔球」だったせいか、結果今でも一番これが好きなのです。彼も家族を守るため、おそろしいことをやらかしました。
天才数学者(容疑者Xの献身)も、身を捧げてやってくれます。
手紙の兄貴はアホだけど、アホなりに家族をなんとかせねばとぐるぐるしていました。
なんだか昭和の名残のする男たちでありました。
草食男子という平成に、こんな思考の「誰かがやらねば、期待の人がオレたちならば」と宇宙戦艦ヤマトの歌詞っぽいのはいない気もします。
【余談】
黒ずくめ氏が銀座でモテモテという噂は有名ですが、Twitterにて笑えるエピソードを拾いました
去年の暮れ、とある授賞パーティーで久しぶりに筒井さんにお会いしたら会場の隅で銀座のお姐ちゃんに取り囲まれている男を指差し『あれが東野圭吾だ。税金対策で毎晩銀座だ。おい、ヤハギ。生意気だから殴ってこい』と言う。少々酔ってて仕方ないから、そこまで行き、丁寧に挨拶して握手してしまった。
筒井先生がお茶目すぎる