ガハクと雪男さんと鯨さん

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ずっとまえから猫又新聞のブログファンでした。

Twitterでもフォローしている(@nekomatashinan さん)漫画家くまくら珠美さん。

これまでもたくさんの猫さんと暮らし、現在は、つい先日に加入した新人の嗣千代さん、矍鑠たるチートス伯爵がいます。

 

ずっとNY暮らしのガハク(くまくらさんの敬称)が帰国されたのは昨秋。

Twitterでのんきに見ていたファンとしては、雪男さんの大変な事情など知るよしもなく、「ああついにわたしのアイドル雪男さんが初来日!」とうれしく思っていただけでした。

これは去年の11月のTwitterなので、ガハクは雪男さんを連れて太平洋を渡って帰るぞ!という絵だったのでしょうか。

 

 

七つの海をまたにかけて、大冒険ドッパーン!

アラビアンナイトの冒険のように、世界をかけめぐっているような、この絵が、一目で大好きになりました。

ちょっと涙目になりながら、それでもうれしい気持ちで、なんども眺めたのを覚えています。

以前にもブログ記事で書いたような、世界中を冒険している猫のように見えて、幸せな気持ちになったのでした。

 

絵というのはすごいものですね。

作家さんは、そう意図して描いたものでなくとも、受け取る側が勝手に、救われたりするのですもの。

わたしは勝手に、すがすがしく、ああ素敵な冒険中だ!と天国の猫にエールを送っていました。

 

知らないこととはいえ、その当時、雪男さんは大変な病と闘っていたのでした。

そしてほどなく、生粋のヌーヨーカー雪男さんは日本の桜とともに旅立っていかれました。
ブルックリン育ちなのに粋で鯔背な旅立ちです。

 

わたしが一番、おのれの襟を正して拝見したのは、ガハクがずっと(もちろん心中では葛藤苦悶その他おありだったろうに)、ことさら大仰に騒ぎ立てずに、雪男さんのたいへんな病気と対峙しておられたことでした。

 

雪男さんの後ろ姿のみの写真がつづられるとき、全開の愛を感じてもいました。やさしさ、せつなさ。

雪男さんはもちろん、それを見守るご家族にも、どうか平安な時がすぎますように、と祈るばかりでした。

 

後日、ブログにて、とてもつらい闘病の日々だったことを告解されていましたが、流転のニャン生だった雪男さんが、ガハクの元で最上の愛を受け取ったのは必然だったのだろうな、と思ったりもしました。

ほかのどこでもない、最高に愛される場所を選んだんだなー、と。

 

旅立ち後、鯨に乗った猫さんの第2弾、、、ああ、雪男さん!と快哉を叫ぶのでした。
大船団のキャプテンのように鯨に乗っておられる

 

いってらっしゃいませ!
またきっと、どこかの港で会えますよね!

と、大声で呼びかけたい絵でした。

さよならではなく、大漁旗を振って、元気にエールをおくりたいのでした!

いっぱいのありがとうを、雪男さんに贈ります。

大漁の土産を手に、きっといつかガハクのところに帰港してくだされ。
まあ、雪男さんのことですから、ぜったいにガハク以外のところには寄らないと思いますがね。
港港で、ちがう美ニャンコが待ってるかと思いますが、さっさとガハクのもとへ帰港するように! お願いしますね。

ガハクの心の痛みがこれからの日々で、少しずつやわらぐよう、お祈りしています。

 

この絵で涙ぐむほど嬉しく救われた気持ちをいただいた、一介のファンであります。

 

雪男さんとの出会いエピも読める御本「猫又指南」
猫又指南 (NEKO MOOK 1414)

 


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