退屈をあげる 坂本千明

Instagram で知ったこの小さな本をいつか読みたいと思っていた。

今回、第三版が出来たというタイミングでこのほどようやく読むことができた。

 

 

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白黒の版画絵本。前に一緒に暮らしていた猫(楳さん)との話で、ずっと楳さん視点で綴られるのも面白かった。

 

生粋の野良上がりらしいキリットシャンな感じがよく出ていて、ふふふっと読む。

最初にさらっと出てくる鳥の逸話が、最後のあの絵(両開き一面で文字無し)に繋がるところが印象的だった。

 

退屈をあげる、というタイトルの意味もわかり、薄く小さな本を、大事にしたく思う。